不妊治療をどこまで続けるのか?とっても悩んだよね。
「治療を続けたら絶対に子宝に恵まれる」ってわけじゃないから、
「不妊治療のやめ時」がわからなくて本当に悩んだね。
子供をあきらめる決断は簡単じゃなかったよね。
今回は、どうしても子供が欲しかった私が、「子供を諦められた言葉」をご紹介します。
子供を本気で、あきらめられた言葉
私の不妊治療について
「不妊治療をやめる=子供を諦める」ではありません。
たとえば、「体外受精」から「タイミング」に落とすという選択肢もあります。
しかし、私の場合、不妊の原因が排卵障害だったため、「治療をやめる=子供をあきらめる」でした。
不妊治療の先に、子供が「絶対に」得られるのであれば、諦められなかったと思います。
けれど、絶対なんてありません。どんな結果になるのか?は、誰にもわからないのです。
何千万円、何年間とお金や時間を費やしても得られないことも十分にあります。
さらに、体の状態としてはほぼ絶望に近い数字がでていました。
育つ卵胞は1つのみ。
採卵しても、空砲や未成熟が続き、採卵すらままならない状態でした。
不妊治療で、お金や心や体をどんなに費やしても、子供を得られてからが本番です。
世間の言う「大変」は、子供を得られてから始まるのです。
「でも、あと1回でうまくいくかも」と、なかなか諦められない自分がいました。
夫の言葉「今がずーっと続くだけだよ」
不妊治療がうまくいかずにメンタルはボロボロです。
そんな中で、夫につい「子供がいない人生ってどんな感じなんだろう?」と弱音を吐いてしました。
すると夫は当たり前のようにこう言います
「今がずーっと、続くだけだよ」
子供のいない人生は不幸なのか?
私は少し困惑しました。
「あれ?今が続くだけ??それって不幸なんだっけ?」と混乱したのだと思います。
え、、、今が続くだけなら、めっちゃよくない?
不幸じゃないよね???
そうだよ。幸せだよ。
むしろ、子供ができても幸せか?は、わからないよ。
もちろん、幸せになる人もいるだろうし、そうじゃない人もいるよ。
・・・
子供がいないから幸せじゃない。
ってのは違うよ。人それぞれだよ。
いつの間にか「子供がいない=不幸」と思い込んでいた
夫の言葉で、目の前が「スカッと」晴れた気持ちになりました。
少しだけ、過去の話をします。
私は3歳の時に父親が交通事故で亡くなりました。
それでも、不幸な人生じゃなかったと心から思います。
私にとってはそれが普通でした。
学校の先生や友達の親に「かわいそう」って言われるのが、本当に気持ち悪かったのを覚えています。
だって、私は、十分に幸せな子供だったんです。
わかっています。周りの方は心配や同情で言っているのであって、悪気が一切ないのです。
ただ、小さい子供には父親がいるのが「世間の当たり前」だっただけだと、当時の私は理解していました。
いつの間に、私自身が「夫婦になったら子供を産み、育てることが幸せである」と自分の中の当たり前にとらわれていたのか?と目が覚めた気分になりました。
子供が欲しかった理由
改めて、子供が欲しかった理由を夫と整理することにしました。
①老後が寂しい。
②幸せになりたい。
③親に孫を見せたい。
なんて自分勝手な気持ちで子供を欲していたんだろうと思いました。
もちろん、子供が生まれたら、私たちの全力で子供を幸せにしたかったです。
ですが、私たちは、子供を諦めて、自分たち2人の人生も悪くないと思えることができました。
諦められるのだから、そこまで本気ではなかったんだろうと、思う人はいるかもしれません。
ただ、何を選択しても私たちは自由だと、改めて、心から思うことができました。
子供を諦めたことを母親に伝えました
ドキドキしながら、母親に子供は諦めたことを伝えました。
申し訳ない気持ちと、自分のふがいなさで、また心が揺れるのを感じました。
心配とは違い、母は、それもいいんじゃない?と軽く返してくれました。
「あなた達が仲良く、幸せなのが一番だよ」と言ってくれました。
これも楽になった言葉のひとつです。
最後に
子供がいなければ、不幸って思い込んでいました。
「普通=幸せ」じゃないって、思い出すことができたことで、子供を諦めることができたと思います。
いかがでしたか?
今回は、私が子供を本気で諦められた言葉についてお話ししました。
だれかが、この記事を読んで、共感してくださったり、新しい気付きのお役に立てたらうれしいです。
もし、こんな話がききたいなー?ということがあれば、是非コメントで教えてください!
少しづつ、発信していければよいなーと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
これからも不妊治療を辞めた夫婦の日常と、考えを発信していきますので、応援いただけると嬉しいです!
(ぽんちゃん)
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